相模守任官
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「うむ。」 俺は氏真に、官位を頂戴するよう朝廷に働きかけさせていた。 働きかけといっても、妻の実家である近衛家に金銭を献上した形であるが。 二つも国を持っていて、官位がないのは恐らく俺だけであっただろう。 これで他大名と同格になったことであろう。 そしてこの任官に対して、俺は氏真にお願いをしていた。 相模守に任じられるようと。
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