我が妻、慶子

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慶子「お富は元は町衆の出だと聞いています。別にそれが問題ある訳ではありません。先程も言ったように殿の平等のお心を理解しておりますから。」 慶子「しかしそれを取り違えてはいけません。平等であることと、規律を乱すことは違います。」 慶子「皆が行っていることは、規律を乱していることです。そうは思いませんか?お富。」 お富「…申し訳ございません。」 (おおっ、早々に本丸を落とした。慶子…、只のお嬢様ではないな。) 慶子「お玉にお凛。そなたたちの言葉使いは目に余るものがあります。明日から我が侍女に言葉使いからすべてのことを習うように。よいですね?」 お玉「…はい。」
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