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長秀「その通りじゃ。それらはまた別の話じゃ。しかしな、小さい頃からそのような苦労をしてきている竹千代、いや家康は、人の気持ちの分かる男であろう。」
長秀「そういった者なら、必ずや藤堂家の、そして殿のお役に立つ者のはずじゃ。」
長秀「もし今までの償いをさせたいのなら、藤堂家で働くことによって償わせようぞ。」
(長秀め、俺が言ったことそのままパクってやがるな。)
利家「…長秀殿がそこまで言うのでしたら…、従い申す。」
長秀「左様か。よくぞ言ってくれた、又左よ。」
と言いながら、俺の方を見て、ニヤリとした。
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