【上ノ巻】脱山川流戦国群雄記

忠義の心

義平「殿は死ぬおつもりですか？」

「死ぬつもりなどない。兎に角任せてくれ。」

俺は強引に、岡崎城へ一人で乗り込むことを家臣らに納得させた。

これは一種の賭けである。

岡崎城の面々はまさか許されるとは思ってはいないはずである。

そこへ俺が一人で乗り込む。

つまり敵の大将を殺そうと思えば殺せるのだ。