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そう思いながら、岡崎城近くまで来ると、城にいる奴らが俺に弓を向けているのが確認できた。
(あ…あ奴ら…、俺に弓を向けてやがる。賭けは失敗だったか…。)
俺は初めて死の恐怖を味わうことになった。
(あれだけの大量の弓はかわせないぞ。)
俺は逆走したかったが、我慢して岡崎城へ向かった。歩みは変えずに。
「家康殿と話をしに参った。他意はござらん。」
俺はさらに大きな声で叫んだ。
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