忠義の心
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「一番後ろの者。ちとここへ来てくれぬか?」 そういうと、その者が、家康の後ろへ、ちょうど忠次が座っている横へと出てきた。 「その方、名前は何と申す?」 ?「はっ。本多平八郎忠勝と申します。」 「本多じゃと?」 忠次「藤堂様。この者は本多正信との縁はございません。」 「そんなことは知っておる。」 忠次「はっ。」
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