三杯分の茶

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(お替りなんかできるかっ。腹がタプンタプンになるわっ。) 寺小姓はまだ別の仕事が残っているのか…、足早に戻っていった。 紀之介「こんなに飲めるかって言うんだよなー。」 俺は紀之介の言葉を聞き流し、考えてみた。 (茶を何度も運ぶのは手間が掛かるから、大きなどんぶりで持ってきた…。これは合理的な考えともいえるか…。) (…いや、そんな考えはただのものぐさだ。) (けどこのシチュエーションは秀吉と三成の出会いにそっくりだ。)
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