僧善秀の思い

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いざ、料理を確認してみると、まぁ予想通りに精進料理だ。 ただ一点、白米が並んでいることには驚いた。この時代に来て、初めての白米。 現代のものとは幾分違うが、それでもやっぱり嬉しいものだ。 善秀さんに勧められて、無言で食べる。 ちなみに料理は、白米・不明な葉っぱが浮いている味噌汁・お新香といったラインナップだ。 腹一杯になるわけがない。 お替りしたいが、できるような雰囲気でもないし。 約四半刻かけて食べる。善秀さんが食うの遅い。 二人が食べ終わった頃、小坊主が部屋に入って来て、食べ終わった食器類を運んでいく。 なかなか礼儀正しいクソガキだ。
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