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すぐに正座の体勢を崩し、足を伸ばした。
飯を食べ始めてからかれこれ約一刻、実はずっと正座だったのだ。
善秀さんが戻ってくる前に復活させようと、足を揉みまくる。
四半刻後、廊下の軋む音が聞こえてきた。
(戻ってきたか。)
善秀「お待たせしました。相模さん、足は崩しても構いませんよ。」
(ばれてたのか。どこかで見てたんじゃないだろうな。)
と失礼なことを思う俺。
善秀「これをお納め下さい。」
「…」
差し出されたのは、紫色の袋だった。
中を開けてみると…
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