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黄金に輝く粒、小粒金というのだろうか。それが袋一杯に詰まっていた。
「これは…。」
善秀「相模さんに差し上げます。ご自由にお使い下さい。」
「ご自由にって…。何故です?」
(金ないから、めっちゃ欲しいけど、理由が分からん。)
善秀「相模さんからは不思議な感じを受けます。
何かを成し遂げてくれるかどうかは分かりませんが、何かを成し遂げて欲しいとは考えています。
何かを成し遂げる為にお使い下さい。」
(人の機微として、本当はあと2~3回断ってから貰うのが常道だとは思うけど・・・、我慢できんな。)
「期待にお応えできるかは分かりませんが、期待に応えることができるように精一杯生きていきます。
これはありがたく頂戴します。」
(よし、言ってやったぜ。)
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