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結果から言うと成功した。
この身体は、前世?の僕の運動能力より低く女子中学生レベルかもしれない。
それでも、ほとんど重さの無い枝を振るうには十分だし、なによりゴブリンの反応が遅かった。
振るわれた枝の先端は、耳の穴に抵抗無く侵入し、グチュッ、ブチッみたいな擬音を響かせながら奥に奥にと進んでいった。
そして、もう動かせ無いと感じたら、遠慮無く引き抜く。
そして、ゴブリンの絶叫が響いた。
目は血走り、こちらを殺そうと動こうとするも、残念フラフラとゴブリンは倒れた。
そして、僕は殺害衝動から逃れられたと思ったら。
また、違う感情が芽生えていた。
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