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ゴスッ!!と言う音がオークの頭から出た。
しかし、腐ってもオークで、ダメージは与えられたが、気絶もしていない。
ただ、いきなりの衝撃に攻撃されたという事実に頭が追いつかず、フリーズしている。
茶色の魔物は、それを見逃さず足払いを掛けてオークをこかせた。
そして、馬乗りになりオークの目、鼻、口、喉を中心に瓦礫を叩きつける。
何回も、何回も……
最初は悲鳴をあげていたが、段々とくぐもった声になり、終には掠れた息の根が漏れるばかりだ。
一方的な撲殺が始まり数分後に、やっと殴打が止まった。
オークの顔は、もはや識別不可能なぐらい潰れていた。
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