魂の受胎

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要約するとこうだ。 この身体は、まず『キメラホムンクルス』と、言う魔物らしい。 この本によると、外観はホムンクルスをベースに、構成は、キメラをベースに作られた物らしい。 何故、外観を肉体的に考えて人形、つまりホムンクルスにしたか。 他に、竜種など(この世界には、存在しているらしい)肉体的な力が勝る種にしなかったのには、このキメラの開発コンセプトにある。 それは、この肉体には一人の男の魂が入る予定だったからである。 それは、これを造った一人の賢者である。 彼は、その時代において最も優秀な魔法使いで歴代でも最強と謳(うた)われたらしい(この本しか情報は、無いため。真偽は、不明)。 ただ、彼は穏やかな田舎の出で、性格は純朴。しかし、実力は一級品。まぁ、簡単に謂うと、王都で彼は有力者にこきつかわれた。 結果。性格は、歪みに歪み。博愛主義から自分本位主義に。簡単に謂うと、皆仲良くしようから、他人は、俺様の犠牲になるために存在しているのだっ!!に変わった。
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