虚しさと君と過ごした夢

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俺は拳を握り締めて その男性を殴ろうとしたが 受け止められ逆に 押し払われ地面に倒れる 男性が倒れた俺の髪を掴み 「俺に殴りかかろうなんて 10年早いんだよ... そんなにあいつのことが好きなら そうだな... 君が大人になっても あいつのこと好きなら 俺から奪いにこいよ... きっと無理だと思うがな...」 男性は俺を見て 俺を見下しながら言った 悔しかった... 「っ...絶対に... 大人になったらまたキララに 会って奪ってやるよ 覚悟しとけよ... おじさん... 後悔しても知らないから」 「君て可愛い顔して 口悪いなぁ... まぁ、良い どうせ無理だから」 俺はその男性が離した時 また殴ろうと決めていたが 隙をつかれて 男性は俺のお腹を殴り 俺はお腹をおさえて 悶える... 「やっぱりガキだな...」 その様子に気がついたのか 車から出て こっちに来る看護師さん 「ちょっと... 先輩殴らないて...」 「先に殴りかかって来たのは このガキだ... 病院に帰るぞ...」 俺は倒れたまま意識が 無くなっていく
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