崩壊する理性

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「理駆…お願い、…」 そう言って逢氷は自分のものを理駆の口に無理矢理ねじ入れた。 理駆は苦しそうな顔をし、一筋の涙を流した。 逢氷はそれを見て更に欲情したが、これ以上は理駆の身体が保たないと判断した。 逢氷は理駆の口の中に自分の液を出し、すぐに理駆から離れた。 理駆の身体はひくひくと一定のリズムで震え、涙がとめどなく溢れている。 「ごめんね、理駆…」 逢氷は短く謝罪の言葉を述べ、理駆の部屋から出ていこうとする。 「…待てよ」 理駆は逢氷を呼び止める。 逢氷は理駆の方を向かずにドアの前で俯く。 そして理駆は、口を開く。 「俺と…絶交してくれないか」
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