好き、縛りたい位に

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「よう理駆!」 「…雅也か…」 「何か最近元気ねぇじゃん? 雪野とも一緒にいないし。 何かあったか?」 雅也は理駆の顔を覗き込みながら問う。 理駆は愛想笑いを浮かべて雅也の質問をかわした。 「もうすぐテストだよなー。 だるいだるい。俺英語が苦手なんだよー」 「…教えてやろうか?今回のテスト範囲は何気俺出来るから」 「え!?マジ!?ありがたい!じゃあ今日夜にお前の家行くから!」 「おう」 二人の会話が終わった瞬間にチャイムが鳴り、雅也は席に戻った。 理駆は頬杖をつき、窓から外を見ながら浅い眠りにおちていった。
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