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「ごめんね……理駆」
逢氷は理駆に謝罪の言葉を掛けた。
あの後、理駆は返事をせず、全く話しもしなかったので、逢氷は思わず理駆を拘束してしまったのだ。
現在、理駆は目隠しをさせられ、縄で全身を縛り付けられ、服を剥がれた状態だ。
理駆はがっくりと項垂れており、とてもじゃないが話す気力さえ起きないようだ。
「…僕…理駆が大好きなんだよ……。
だから…、理駆を誰かに取られるって思ったら………ごめん……」
逢氷は何度も何度も理駆に謝る。
だが、理駆は口をわなわなと動かすだけで何も答えない。
逢氷は理駆の目隠しを取ると、理駆の唇に自分の唇をくっつけた。
「…!っ……!?」
理駆は突然の逢氷の行動に驚き、必死の抵抗を試みる。
だが、拘束されている全身は、満足に動けない。
「……理駆、僕…理駆を犯すよ…」
「や、やめろ…逢氷!」
逢氷は理駆の身体を貪り、理駆の声に感じていた。
また、理駆も心とは裏腹に、身体は反応をし、果てもした。
軋むベッドの音だけが、逢氷の部屋に響き渡っていた。
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