理駆〈君〉は逢氷〈僕〉だけのもの

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「…理駆、ちょっと匂うよ…?……一緒に、お風呂入ろっかぁ…」 「理駆、何か青くなってるよ……?僕の掛け布団、あげる…」 「理駆……何か、身体に緑みたいな、黒みたいな……何かついてるよ?」 「理駆…全体的に黒くなってるよ……!?大丈夫!?今綺麗にしてあげるから…!」 「……理駆…?…ねぇ、ばらばらになっちゃってどうしたのさ……」 「理駆!!僕が死ぬまで一緒に居てくれるんでしょ!?」 そして今日もまた、愛する者を求める叫び声が響き渡る。
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