本編

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ついに、わしの名を世界に轟かせる時がきたようじゃな! 優勝できたなら、世界最高のマッドサイエンティストじゃ。 こうしてはおれん。 ちょうど昨夜、研究材料として若い女体を墓から掘り出してきたところだったんじゃ。 できれば、格闘技でもやっていたようなたくましい男が良いのだろうが、まあ、体はあまり関係ない。 ようは育て方じゃ。 わしは女体を置いた実験室に向かい、脳を機械脳に取り替え、注射器に入れた特製の防腐剤を体に数回打ち込む。 やがて、新たな脳の指令によって手指が少しずつ動き始めた。 女体は、いや、墓石に刻まれていた名前は何だったろうか。 ふむ、わしが新たに名前を付けてやろう。 蘇った女体……そう、アンネッドと呼ぶことにしよう。 今は上体を起こし、わしの顔を生前と変わらぬ美しい瞳で見つめておる。 命令を待っておるのじゃ。 機械脳によって、わしの言うことなら何でも従う。 アンネッドについてくるように指示し、実験室から連れ出す。 まだ歩き方はぎこちないが、ふたつの膨らみを揺らしながら大人しくついてくるぞ。 自室に2人で入るころには、窓の外は明るくなっており、どこかで鶏が鳴いた。 もう朝か。 ここで朝昼晩と1日3回、食事や筋トレ、戦うための技を習得させることにしよう。 食事は生体力を上昇させる。 生体力とは、読んで字の如く生きるための体の力。 これが低いと攻撃を受けた際に持ちこたえられない。 0以下になると、戦闘を続けることができなくなり、すなわち負けを意味する。 筋トレは腕や脚の筋力を鍛える。 腕力はパンチ、脚力はキックで相手に与えるダメージに関わり、これが低いと長期戦となって敗北する確率が高まる。 相手を攻撃するための新たな技を習得させるには技習得を選ぶ。 技が少ないと攻撃のバリエーションに欠け、効果的に生体力を減らすことができない。 わしは格闘技が大好きで、世界のさまざまな格闘技の書物やビデオを所蔵しておる。 さて、まずはどうするかのう。 アンネッドは体育座りをして待っておるぞ。 食事 2ページへ 筋トレ 3ページへ 技習得 4ページへ
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