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「ありがとう父さん、助かるよ」
「…ん。
それよりそろそろ風呂に入ったらどうだ?」
そう言って父さんが指差すのは…午後6時30分を指す時計。
そう言えば今回の冒険で身体中ホコリがついている。こりゃ風呂で流したほうがいいな。
「分かった、ちょっと風呂でさっぱりしてくる」
「では私もお供します、マスター」
………Pardon?
「どうしてこうなった」
今、俺は風呂に居ます。
下半身にはタオルを巻き、腰掛けに座っております。
「ではお背中流しますね」
そしていつもの無表情なアリスが背中を洗ってくれてるんですよ………全裸で。
あのね、いくら人間と瓜二つとはいえやっぱり服の下はあの有名なプラグのスーツみたいな「人造人間」っぽいものかと思ってた訳ですよ。
思ってた数刻前の自分をぶん殴りたいね。
もう人間の女性のそれと全く変わりないのよ、いやむしろそこら辺の女性よりもすんばらしい体つきをしてるんですよこの子。
無駄の全くないお腹回りのくびれ、エベレストに例えても良い程のツインマウンテンに初々しさを感じる少し薄いピンクの頂上、脚はもはや芸術品と評されてもおかしくない美しさ。
おい制作者。お前はアリスで何をするつもりだったんだ、ナニか、ナニなのか!?
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