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「…マ…スター…?」
「たまには甘えてもいいからな」
「え…」
「ずっと独りぼっちに耐えてきたんだ、少しくらいワガママ言ってもバチは当たらないだろ」
独りぼっちというのは、ある意味地獄ともとれる。孤独とずっと戦ってきたんだ、少しはご褒美だってあってもいいだろ?
「では…少し胸をお借りします」
「お安いご用」
そう言うとアリスは俺の胸に顔を埋めてきた。
「鼓動、聞こえるか?」
「…はい」
「俺は、ずっと側にいるからな」
「…はい」
俺自身濡れていたから、アリスが泣いていたかどうかは分からない。
だけどもしアリスが人間だったら、今は涙を流しているんだろうな。
そんなことを考えながら、俺はアリスを強く抱き締めた。
風呂の後はご飯を食べ、ただ今俺の部屋のベッドでごろごろ中でございます。
風呂で裸で抱き合ったけど手を出さなかったことを誤解を解くのに言ったら父さんにヘタレと、母さんと茜によかったと言われました…解せぬ。
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