第一章

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「私が後ろに乗ろうか?」 「「駄目!!」」 「おぉ、兄妹でシンクロしてる………。」 「舞は……」 華穂の言葉を遮り、 「可愛い娘は俺の隣なの。」 「………。」 「ほぉ~~、私はカワユク無いと言いたいのですか、お兄様(怒)」  あれ? なにか本気で怒ってらっしゃるような……。 「さ、さぁ急ごう。遅刻させたらマジィからな。」  と、急いで舞を車に乗せて。エンジンをかけ、駐車場をあとにした。 「相も変わらず、ウルサくて振動が凄い車だよね。」 「んー、私は慣れたよ。」 「マイ……」 「 なに? 」 「ノロけ?」 「 ! 」  舞は少し俯き、言葉を詰まらせていた。 .
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