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三人が集合して数分後。
耳障りな翅音。上空に娥の大群。妖しく毒々しい模様の翅。一匹一匹が烏ぐらいの大きさ。
「…また汚ないのが来たな」
「「駄洒落?」」
思わず呟いた龍司に突っ込む二人。
「いやいや、そんなつもりは…」
暢気に会話しつつも、忙しなく手を動かす三人。
片っ端から真っ二つに斬り落としていく龍司。精密機械の如く、連射で撃墜する遥。輪具を投げる五十鈴。
攻撃、防御、機動の全てが完璧。
分足らずで、たった三人に殲滅された娥の大群。
「完了。お疲れ様」
「お疲れちゃん」
「お疲れ様です」
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