取引

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「それはね~……族コンテスト!略して族コン」 勿体ぶったように溜めた後に出てきた言葉は想定外のものだった 族コン……? 何それ? 「男女で一般人が族に成りきるの!別に族関係の人でもいいけど、それだとインパクトがないし何よりつまらない。だから一般人からセレクトされるってわけ。ちなみに女子からは雅に出てもらうから」 一般人が族……ね 何考えてるんだろ それも今回の女子代表は雅って子 「雅と同じ名前だね」 「ちょっ、何言ってるの!?でるのは雅、あんただよ?」 はぁ!? 私がっ!? 何でっ!? 「理由はね、族コンに出る子のサポーターもその子が勝てば、副賞が貰えるから!だって私の友達、全員族に入ってて雅しか頼る人がいなかったんだよね~」
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