取引

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この鈴が鳴る時は動揺している時……か 案外本当かもね 「雅ー?どうしたの?」 「ごめん、呉羽!急用思い出しちゃって!」 「急用!?それじゃあ仕方ないね。今日はこれで終わり!」 呉羽がパンッと手を叩いた 白亜は軽く手を振りその場から去る いや、違う 逃げたんだ あの時と同じように……――― その後も放課後練習は続いた 変わった事と言えば、胡蝶蘭が毎日来なくなった事 そのかわりに胡蝶蘭が繁華街を中心に白亜探しを始めている事を知るよしもなかった……
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