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文化祭もあと1日と迫った前日の夜
白亜はいつもと同じように依頼をこなしていた
今回の捕縛対象は、ボスと敵対関係にあるマフィアが送り込んだスパイと敵に寝返った裏切り者の始末……か
運良く2人が潜む空き家を見つけたのはよかったものの、捕まえる寸前のところで隙をつかれて逃げられた
彼等は密入国で日本へ
たまたま日本にいた白亜と梔、そしてナンバー10以下の2人がその始末に駆り出された
スパイのレベルは知らないけど、あってもナンバー7くらいの実力だと思う
裏切り者はナンバー外の……確かハッキング要員
捕まえるのは簡単なはず
白亜達は2人が逃げ込んだであろう繁華街に向かった
「梔は私と行動。スパイの捕縛。2人は裏切り者の捕縛。何かあったら私の携帯にかけて」
走りながらそう告げた
3人が頷いたのを確認してから走るスピードを上げる
それについてこれたのはサポート要員の梔だけだった
梔も一応、サポート班のナンバー1
それ相応の実力は持っていた
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