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「その知り合いは私以上のパソコンの使い手なの……?」
「うん。この1年私の情報を管理してた」
この日本ではママのパソコンを操る力は最強
だけどアメリカにはそれを越える力がある
だからママ
「取引。する?ママは私の情報を管理する。私は学校に行く。OK?」
身内だからとか、知り合いだからとか……
私にそんなことは関係ない
誰とでもしっかりと取引する
たとえ私を産んでくれた人でも……
「分かったわ」
悩んだ末に出た答え
その間パパも恍雅も白亜の変わりようにただただ呆然としていた
「これ。私の新しい携帯の番号。学校決まったら教えて。それじゃあ」
踵を返して部屋を出ようとした
グイッと掴まれる腕
私に触れないで……
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