境界線

14/40

756人が本棚に入れています
本棚に追加
/212ページ
「純にこれ渡しとく。合鍵」 「サンキュ」 あっ これも伝えとかないと 「私、学校に行かないといけなくなった」 「はぁ!?」 「管理する条件。別にいいけど。だってそっちのが早く情報を掴める」 そういった時の白亜の表情はとても冷たかった 「ああ。お前の言ってた復讐?」 「うん」 ピリリリリ 携帯が鳴った 白亜は迷いなく受話器のボタンを押した 「はい」 《深苑(ミオン)よ。明日ジャパンの組を1つ潰してくれない?詳細はメールで》 「OK」 それだけ言うと一方的に電話が切れた 「何だった?」 純が興味津々にそう聞いてくる 白亜は肩を竦め 「仕事」 そう言った
/212ページ

最初のコメントを投稿しよう!

756人が本棚に入れています
本棚に追加