境界線

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私に気付いてる様子はない パパは本当に言ってないみたい 「変わらないね。楸さん」 ニッコリと笑みを作りながらそう言った 「……私とどこかで会ったかい?」 ここまで言っても気付かないか…… 「夜霧白亜。それが私の本当の名前」 別に楸さんならばらしてもいい 理事長とは面識があった方が動きやすいから ただ、パパが約束を取引を守るか確認したかっただけ 「白亜!?だって白亜は……「1年前に消えた。それに黒髪、赤メッシュの黒い瞳じゃないって言いたい?残念ながら髪は染めたし切った。目はカラコン。OK?」 みんな 私が夜霧白亜と名乗ればこういう反応をするの? 「白亜!この1年どこへ行ってたんだ!?」 消える前に頼んだ約束も守られてるみたい 恍雅兄に家族以外アメリカに行くことを伝えないでって言ったから
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