境界線

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その後、何事もなかったように着替えを済ませてドアを開けた するとそこには楸と長身の男が待っていた 「誰」 「あー……俺?俺はお前の担任。銀条連夜(ギンジョウ レンヤ)」 チャラそうな男 金髪だし ほんと自由だね この高校 「一之宮雅です」 ペコッと挨拶をして笑顔を向けた この学校にいる間は私は夜霧白亜じゃない 一之宮雅なんだ 明るくて笑顔の絶えない女の子 それが一之宮雅 「理事長。一之宮連れてきます」 「ああ、行ってこい。頑張れよ……一之宮」 ―――――― コツコツと厚底ブーツの音が鳴り響く それも2つ分 銀条も厚底のブーツをお洒落に着こなしていた スーツもほとんど原型をとどめてないくらい着崩してる それもあのブーツ『漆黒の羽』っていう有名ブランドのロゴ付き
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