境界線

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よく見たらこのブーツ、オーダーメイドだ…… 羽のチャームが黒 「一之宮だっけ?それ、クロスのオーダーメイドだろ」 銀条が指差した先には腕に光るブレスレット 「正解。先生のブーツも漆黒の羽のオーダーメイドでしょ?」 「おお!よく分かったな!俺、このブランドすげー好きなんだよ!」 「雅もクロス大好きなんですよ!」 自分の事をわざと名前で呼ぶ だってこの一之宮雅は私じゃないから 「クロスもいいよなー……あの凝ってないシンプルなデザインがかっけー」 そう 私が重い十字架を背負うのに十分なくらいの装飾品 「そうですね」 そんなことを話してるうちに着いた教室 2―A 中からザワザワと話し声が響いていた
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