境界線

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「んーと、ナンバーの話くらい?雅、胡蝶蘭について知りたいな!」 「いいよ!胡蝶蘭はね?1年前まで全国ナンバー1の勢力を誇ってたんだ。だけどあることがきっかけで総長は姿を消し、その他の幹部は怪我を負ったの」 私が姿を消して 皆に怪我を負わせた 最強と謳われたから何? 人、1人守れない奴が最強? 族世界のナンバー1総長だからって最強なわけじゃない まだまだ上がいたから あの時の私はとてもとても弱かった 「血竜との抗争で猫……あっ!猫って言うのは胡蝶蘭の総長のあだ名みたいなものね!猫率いる胡蝶蘭は敗れたんだ。だけどその抗争は決して胡蝶蘭が弱かったわけじゃない。あいつら、血竜が卑怯だったの」 猫…… 私は猫なんて可愛いものじゃない 黒猫 不幸を呼ぶ黒猫なんだ その不幸のせいで血竜と抗争になって 血竜が卑怯だということを承知の上であの抗争に望んだ その結果がこれ 見事な卑怯戦法で負けた
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