おかえり

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―――――…… 1年前と変わらない繁華街を抜けて滞在中のホテルへ向かう あれ? こんな店あったっけ? あっ バーが潰れてる…… この1年で消えたもの この1年で増えたもの どちらもちゃんとこの町が時を刻んでいることと繋がる 嬉しいか、悲しいか そう聞かれると答えられない 時を刻んでいることが嬉しいと思う反面、自分の知らない間に刻まれた時を納得出来ない自分もいる それを振り払うかのように白亜は足早に部屋へ向かった ガチャッ 部屋を開けると純が1人、ソファーで寝そべっていた 「おっ!白亜。おかえり」 白亜の存在に気付いた純は一瞬、携帯から目を離して目を合わせる
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