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「スタート」
小さく呟き、ギュッと手袋を手にはめた
そしてゆっくりと一歩踏み出す
純もそれを追うように白亜の後ろに続いた
右手に銃を構えて……―――
バンッと扉を開けると数人の男達が酒を飲んで騒いでいるところだった
夜だったせいか、人はあまりおらず皆酔っぱらっている
簡単に仕事が終わりそう……
白亜はふぅっとめんどくさそうにため息をした後、近くにいた男の腕を掴み鳩尾を蹴り上げた
うげっとお腹を抑え、のたれ回る男を冷たく見下ろし、放心状態の男達に近寄る
「お、お前は何者だ!?」
1人の勇気ある男が震える声でそう聞いた
「黒猫」
やっぱり
最低限喋んねぇな
純はクスッと笑いながら近くにいた男に銃口を向けた
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