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周りの男達は銃を掴もうとゆっくり手を動かそうとした
それに気付いた白亜はポケットから小刀を取り出し、男の手の近くを狙いながら壁に投げる
見事にそれは男の手をかすり、壁に突き刺さった
「抵抗しないほうが身のため」
コツコツと厚底ブーツを鳴らしながら1番奥にいる男に近付く
男の顔は恐怖の色に染まっていた
「お、お願いだ!殺さないでくれ!い、いくら欲しい!?いくらでも……」
チリンッ
そんな可愛らしい音が鳴った
この部屋に鈴はない
それに誰かが所持していれば動いた時に鳴るはず
男達がそう考えた時には、もう白亜と奥にいた男との距離は縮まっていた
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