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パッと振り返った先にいたのは
胡蝶蘭だった
伊和に桐生(キリユウ)に太一(タイチ)に紫葉(シヨウ)
「尾原。何、白狐に喧嘩売ってんだよ」
桐生の低い声が尾原に向けられた
「ち、違うんです!こいつらが喧嘩を売ってきたから……!」
「言い訳は見苦しいよ。それに白狐以外の子にも迷惑かけてるっぽいしね」
太一がニコニコと笑いながら言うと、尾原はぶるっと身体を揺らした
「つーか、胡蝶蘭と白狐を相手にして物怖じしない一般人なんていんだな。もしかして族とか入ってんのか?」
紫葉はというと何か言いたげな尾原をフルシカトして白亜を見つめた
バレるわけにはいかない……
皆から逃げ出した最低な総長だから
絶対私のこと恨んでるだろうし
白亜は無言でその場から離れようとした
しかし伊和はそれを許さなかった
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