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「どしたの?調子悪い?」
本気で心配してくれてる呉羽に申し訳ないと思いながらもうん、と呟いた
今さらになって眠気が……
それにアメリカにいた時はこの時間寝てたし
人より睡眠時間が長い私
それはずっと1年前から変わらない
仕事もあったから夜行性の猫
その生活リズムが抜けない……
そのまま机に顔を突っ伏した
暫くして呉羽の気配が消える
消えると言っても離れていくという言葉が正しい
正直、周りに誰かいると気配に敏感になって寝れない私にとって呉羽が離れたことは嬉しかった
そのまま少し深い眠りにつこうとした瞬間
……また、ある声に止められた
「あー!伊和に……みんな!おはよっ!伊和以外、1週間ぶりの登校じゃない?」
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