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もう……
転校しよっかな
なぜか純も一緒に行動するみたいだし
頼めば情報も取ってきてくれるだろう
わざわざ危険を侵してまでここにいる必要もない
顔を伏せながらそんなことを考えていると、コンコンッと机が叩かれた
誰……
ってか絶対紫葉だ……
少し顔を伏せ気味にしながら机から離れる
「あんた、雅?」
「えっと……初めまして……だよね?一之宮雅です!よろしくね?」
伊和に挨拶した時のように声を高くしてニッコリと笑う
「お前……」
徐々に開かれる紫葉の瞳に若干焦りながらも平常心を保つ
「なーに?」
「白亜……じゃないよな?」
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