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「白亜?んー……ごめん!知り合いに白亜って子はいないや」
「そうか……悪いな、人違いだ」
そういう紫葉の目はまだ私を疑っていた
「ってかさぁ!皆眠そう……会議って何してたの?」
またしても呉羽の高い声が響く
呉羽はいつのまにか白亜の前の席に座っており、自然と2人を囲むように胡蝶蘭が立っていた
何、この状況……
「えっとねー……昨日俺等の総長らしき人が繁華街に現れたんだ~」
会議の内容はやっぱりそれか……
あーあ……
胡蝶蘭に白亜が日本に帰ってきたことがばれた
全力で探されたらどうしよ……
「胡蝶蘭の総長って……猫!?会ってみたーい!」
呉羽の嬉々とした声が頭に響く
白亜は先程と同じように机に伏せながら耳にイヤホンをはめる
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