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今回は後者……
こっちに来て訓練を怠っていた
しっかり練習出来るような場所もないし、大して大きな仕事も来ていない
「君は白亜の何だ」
白亜の?
何だろうね
白亜の狂気の部分って答えが1番近い
「さぁ」
「っ……」
楸の息を呑むような音が聞こえた
楸は顔を歪め、そして白亜の肩に手を置く
白亜は条件反射のように身体を揺らした
「手」
「私は白亜の空白の1年間を知りたい。そのためには君が必要だ」
肩を掴まれて言われたのは私にとってそんなこと
私の1年間を知りたい……?
知って何になるの?
「私は白亜を、死んだような瞳をした彼女を助けたい」
死んだよう……ね
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