~開戦~

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敵機を視認した2機のF-15は不明機の後方についた 不明機はツポレフTu-95ベアだった ロシア製で大型の爆撃機である (ならロシアか中国だな) 如月はそう思った 国籍を示すマークを確認のためにツポレフの横についた しかし国籍を示すマークがない 如月(なんなんだこいつは?) 防空指揮所「こちらジャッグル。トレロ1アンノウンの国籍と機種はなんだ?」 如月「こちらトレロ1。機種はツポレフTu-95国籍は…不明」 防空指揮所「もう一度頼む」 如月「機種は、ツポレフTu-95国籍は不明繰り返す国籍不明」 国村「ふざけたやつですね」 如月「そうだな、トレロ2警告を頼む」 国村「何語で警告するんですか?」 如月「とにかく警告だ。英語でもロシア語でも中国語でも朝鮮語でも」 国村「ラジャー」 国村「警告警告!こちらは日本航空自衛隊である。貴機は日本領空に近づいている!ただちに針路を反転するか我に従え」 しかしツポレフは無視 様々な国の言葉で警告するが針路は変わらず無視をしている 如月「写真撮影を行う」 如月は証拠と解析のために写真撮影を行った もう少しで領空侵犯となる 国村が再度警告を行うが無視した そしてツポレフは領空に入った。 国村「警告警告!貴機は日本領空を侵犯した。領空侵犯機とみなす。ただちに針路を反転するか我に従え!」 国村の機体が前に出て翼を揺らした<バンク> これは万国共通の注目のサインだ。 国村「トレロ1ダメです。」 如月「ジャッグル。こちらトレロ1警告射撃の許可を願う!」 防空指揮所「トレロ1ダメだ。警告射撃は許可出来ない。」 国村「畜生!」 如月「なぜだ!?」 防空指揮所「下に漁船などがいる可能性があり、着弾の可能性がある。」 如月(領空を侵犯されてるんだぞ!) もうそろそろ陸地が見えてくる。 如月「ジャッグル。そろそろ陸地だ!」 防空指揮所「了解…警告射撃を許可する。」 如月「トレロ2。後方に下がれ。」 2機のF-15はツポレフの後ろに下がり警告射撃を開始した。 F-15の機関砲はM61バルカン砲で西側諸国の戦闘機の機関砲はM1が多い弾は毎分6000発発射する。 それに対してF-15の弾数は800発瞬時に無くなるのでずっとは撃てない。 そして機関砲のトリガーを弾いた。 ツポレフの右翼の上を数十発の弾が飛んでいった。 ちなみに数十発に1発は曳航弾があるので相手には撃たれているのがわかる。
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