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「はあ…はあ…はあ…」
優は肩で息をしていて、かなり苦戦してるようだった。
「グルルルルル…」
「くそっ!」
ーー2体同時にウォーターロックは使えない…。
ーー…一体どうすれば…
「優ー。下がってなー」
「え?」
何のことだか分からなかったが次の瞬間、蹴り飛ばされてるケルベロスとケルベロスを蹴り飛ばしてる浩介がいた。
「おらあああああ!」
蹴り飛ばされたケルベロスはそのまま隣にいたもう一体のケルベロスも巻き添えにし、飛ばされた。
「浩介!」
「助太刀するぜ」
「助かる!」
再びトライデントを構える優。
「行くぜ!」
「おう」
二人が同時に駆け出し、別々のケルベロスと戦いを始めた。
「これでどうだ!」
ケルベロスの右脚を斬り落とすが斬られた断面から新しい脚が再生した。
「ちっ!浩介!こいつらすぐ再生するぞ!」
浩介はケルベロスの攻撃をすべて紙一重でかわしながら優に言った。
「俺に考えがある!優!うまく避けてくれよ」
浩介は右腕を軸にカポエラキックを叩き込んだ。
「グウッ…」
カポエラキックはケルベロスの腹に直撃しそのまま優の方へと吹っ飛ばされた。
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