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修行を再び再開し、今度は美歌はディアブロアーマーと同じ、長剣と小太刀の木刀を手にし戦っていた。
「いいわよ、美歌ちゃん。そのまま集中を切らさないでね」
美歌は小太刀で攻撃を防ぎ、もう片方の木刀で横からの攻撃を放つ。
だがその攻撃はマスターを捉えることはなく空振りとなった。
ーー……下か!
咄嗟にしゃがみ、攻撃を防いだマスターはそのまま美歌の顎めがけて突きを放ち、攻撃が当たる一歩手前で止めた。
「今のはちょっと危なかったわ。本当に上達が速いわね」
「いえ、そんな……。それよりも、もう一回お願いします」
「ええ、分かったわ」
そのまま修行は夜まで続き美歌は泊まるわけにもいかないと言い家へと帰ることになった。
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