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優がトライデントを振るとどこからか水が現れ、唸りをあげて優の周りを渦巻いている。
「すげえ……」
「行ってこい」
「え?」
「今朝から感じてた。あいつらが来たんだろ?俺とスライアも後から行く」
「親父………ああ。わかった」
そう言って優は飛び出した。
優が見えなくなるのを確認するとタバコに火をつけフゥと煙を吐いた。
「さて…。こっからは俺の仕事だな…」
大吾の目にはいつもと違い、鋭さが宿っていた。
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