3人が本棚に入れています
本棚に追加
「シャーナ!離れるんだ!」
シオンはフロストバイトに氷を纏わせ、自らの体よりも遥かに大きい刀を手にしていた。
「うおおおおっ!!!」
美歌の草薙と大剣と化したフロストバイトがぶつかり合う。
しかし美歌はフロストバイトを力で押し返し草薙を下段で構える。
「草薙流伍式・騎獅旋風」
刀を振り上げた斬撃はフロストバイトを叩き折った。
氷が破片となって砕け散る。
「残念だけど、毒に犯されていなければあなた達なんて敵じゃないわよ」
「くそっ…!」
「安心して。命までは取らないわ。だから今すぐにここを去りなさい。私は………あなた達を殺したくない」
美歌はそう言ってその場を去った。
向かった場所は……。
ーー優……!
最初のコメントを投稿しよう!