覇者の力

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「すっげぇな!!もう3人も殺っちまったぜ!!」 「おい!俺にも手柄よこせよ!」 「まあ待てって。あとあのガキンチョだけ………」 「う……うあああああああっっっっっ!!!!!!!!」 ティマが雄叫びをあげる。そしてティマの体からバチバチと電気が放電されている。 「絶対に許さない!!!!!!」 ティマの体から高圧の電流が放たれる。電流は銃を通って男の体を流れる。 「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」 体から煙が登り、男は倒れてしまった。 「ひぃぃぃっ……!」 もう一人の男は窓から飛び降り逃走してしまった。 ティマは能力の過度の使用のせいか、気を失ってしまった。 「なんてことだ……」 浩介は唖然となりながらもなんとか口を開いた。 「浩介!いいから奴を追え!」 優が自分の傷を気にもせず立ち上がりながら言った。 やはりいきなり動いたのが原因で体の傷口から血が出る。 「だが………」 「いいから…俺も後で行く。今は…先に行け!」 やっとのことで言葉を言い切ると優はゆっくりと歩き出す。 「……分かった!」 浩介は炎を纏い、逃げたもう一人の悪魔を追った。
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