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次に雛岸さんが出してきたのは、サイキック・クリーチャーを呼び出す能力を内蔵したクリーチャーだ。
「超次元ゾーンから呼び出すのは《勝利のプリンプリン》だよ」
勝利のプリンプリン
光/水/自然文明/5マナ/サイキック・クリーチャー/ハンター/エイリアン/4000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーは攻撃もブロックもできない。
V覚醒リンク-バトルゾーンに自分の《勝利のガイアール・カイザー》と《勝利のリュウセイ・カイザー》がある時、そのクリーチャーとこのクリーチャーを裏返しリンクさせる。
《ガガ・カリーナ》に連続して出てきたのは、カラフルな彩飾をしたお姫さまだった。
このクリーチャーは、相手クリーチャー1体の動きを封じる能力を持っている。
「能力の対象は《スター・G・ホーガン》だよ」
雛岸さんがそう宣言すると、《プリンプリン》が持っていた日傘を振り回し、そこから振り撒かれた光る粉のようなものが《スター・G・ホーガン》にまとわりつき、動きを止めた。
これで《スター・G・ホーガン》は、次のターンに攻撃が出来なくなった。
『厄介なクリーチャーだな』
「……ああ」
俺はアックスの呟きに肯定した。
《ホーガン》の攻撃を止めただけじゃなくて、《プリンプリン》を呼び出した《ガガ・カリーナ》は《ボルシャック・ウルフェウス》の進化元だ。
きちんと《エンドラ》のドローもしていたし、とことん抜け目がない人だ。
「僕はこれでターンを終わらせるよ」
だからか、未だに大きなクリーチャーが場に出ていないハズなのに、雛岸さんは余裕の表情をしていた。
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