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雛岸さんはそのまま、あのカードをついに載せてきた。
「さぁ行くよ、《光流の精霊ガガ・カリーナ》を《聖竜ボルシャック・ウルフェウス》に進化するよっ!」
現れてしまった。
金色の鎧に真っ赤に染まった炎の翼、そして蒼色の大剣を携えたドラゴンが。
聖竜ボルシャック・ウルフェウス
光/火文明/7マナ/アーマード・ドラゴン/エンジェル・コマンド/ハンター/9000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
進化-自分の「コマンド」と種族にあるクリーチャーまたはドラゴン1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、光または火の呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。
W・ブレイカー
「《ボルシャック・ウルフェウス》……!!」
『不味いぞ、大輝……!』
神々しいまでの光を放つその姿に、俺とアックスはほぼ同時に身構えた。
けど、ただ出るだけじゃない。
このドラゴンの能力は……
「《ボルシャック・ウルフェウス》の能力は、手札の火か光の呪文も1枚だけ、どんなに重くても踏み倒す事ができる。僕は───
《インビンシブル・フォートレス》を詠唱するよ」
どんなに重い呪文でも無料で唱えられる能力。
そして雛岸さんが選んだのは、その能力がほぼ最大限まで活かされるような超重量の呪文だった!
インビンシブル・フォートレス
火文明/13マナ/呪文
相手のシールドを3枚まで選び、持ち主の墓地に置く。
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