頭角のドラゴン

24/33
前へ
/414ページ
次へ
雛岸さんはそのまま、あのカードをついに載せてきた。 「さぁ行くよ、《光流の精霊ガガ・カリーナ》を《聖竜ボルシャック・ウルフェウス》に進化するよっ!」 現れてしまった。 金色の鎧に真っ赤に染まった炎の翼、そして蒼色の大剣を携えたドラゴンが。 聖竜ボルシャック・ウルフェウス 光/火文明/7マナ/アーマード・ドラゴン/エンジェル・コマンド/ハンター/9000 マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。 進化-自分の「コマンド」と種族にあるクリーチャーまたはドラゴン1体の上に置く。 このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、光または火の呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。 W・ブレイカー 「《ボルシャック・ウルフェウス》……!!」 『不味いぞ、大輝……!』 神々しいまでの光を放つその姿に、俺とアックスはほぼ同時に身構えた。 けど、ただ出るだけじゃない。 このドラゴンの能力は…… 「《ボルシャック・ウルフェウス》の能力は、手札の火か光の呪文も1枚だけ、どんなに重くても踏み倒す事ができる。僕は─── 《インビンシブル・フォートレス》を詠唱するよ」 どんなに重い呪文でも無料で唱えられる能力。 そして雛岸さんが選んだのは、その能力がほぼ最大限まで活かされるような超重量の呪文だった! インビンシブル・フォートレス 火文明/13マナ/呪文 相手のシールドを3枚まで選び、持ち主の墓地に置く。
/414ページ

最初のコメントを投稿しよう!

132人が本棚に入れています
本棚に追加