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「更に私は《エナジー・ライト》で2枚ドローして、ターンエンドだよ」 エナジー・ライト 水文明/3マナ/呪文 カードを2枚引く。 小鶴は最後に手札を増やしてダーンを終えた。 これで手札は4枚。手札が減りやすい先攻のデメリットを帳消しにしたと言える。 「俺は《救急機装レスキュー・スペース》を召喚する」 救急(けっぱれ)機装レスキュー・スペース 水文明/4マナ/グレートメカオー/アンノイズ/2000 自分のグレートメカオーの召喚コストを最大2少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。 それに対して夏騎が出したのはグレートメカオーのコストを大きく軽減してくれる強力なクリーチャーだ。 残しておくと次々に強いグレートメカオーが出されかねないカードだ。 更に夏騎は横の《スケルハンター》をタップさせた。 「こいつでシールドをブレイクだ!」 「うーん……トリガーは無いね」 小鶴はシールドを捲り、S・トリガーがあるかどうかを確認すると、少し残念そうな表情をしてから手札に加えた。 「この状態だとツキっちが有利そうだけど」 『いや、まだ小鶴の方は準備段階なだけだ。恐らく次から動き始めるぞ』 盤面を黙って見ている俺の隣で、怜衣乃とアックスが話し合っていた。 アックスは、つい先日まで俺以外に話し相手がいなかった訳だし、内心嬉しいんだろうな。 「私のターン。……行くよ、影井君」 「オーケー、来い!」 小鶴は手札から一枚のカードを引き抜きつつ夏騎に宣言し、 夏騎がそれに頷くと、引き抜いたカードをこっちに向けながら名前を宣言した。 「呪文《ヘブンズ・ゲート》っ! 《知識の精霊ロード・リエス》と《天海の精霊シリウス》をバトルゾーンに!」 ヘブンズ・ゲート 光文明/6マナ/呪文 S・トリガー 進化クリーチャーではない光の「ブロッカー」を持つクリーチャーを2体まで、自分の手札からバトルゾーンに出す。 知識の精霊ロードリエス 光/水文明/5マナ/エンジェル・コマンド/4000 マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。 ブロッカー このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。 このクリーチャーまたは自分の他の「ブロッカー」を持つクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを1枚引いてもよい。 天海の精霊シリウス 光文明/11マナ/エンジェル・コマンド/12000 ブロッカー T・ブレイカー
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