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「じゃあ私のターン、呪文《サイバー・ハンド》で《レスキュー・スペース》をデッキに戻してもらうよ!」 サイバー・ハンド 水文明/4マナ/呪文 S・トリガー バトルゾーンにある相手のタップされていないクリーチャーを1体選ぶ。相手はそのクリーチャーを自身の山札に加えてシャッフルする。その後、相手はカードを1枚引いてもよい。 小鶴の唱えた呪文により、夏騎の強力なシステムクリーチャーはデッキに戻り、シャッフルされてしまった。 代わりに1枚引く事が出来るとはいえ、バウンスと違い再度召喚するという手段を取りづらい為に展開を広げるのが厳しくなってしまった。 「更に《極上神プロディジー》を召喚!」 極上神プロディジー 光/水文明/5マナ/ゴッド/5000+ マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。 ブロッカー 自分のターンの終わりに、バトルゾーンにある自分の「ブロッカー」を持つクリーチャーをすべてアンタップしてもよい。 G・リンク《至高神オービタル》または《崇高神ケミカル》の右横。 このクリーチャーがリンクしていて、自分の「ブロッカー」を持つクリーチャーが破壊される時、そのクリーチャーを墓地に置くかわりに手札に戻してもよい。 次に小鶴は守りに特化した新たなブロッカーを召喚してきた。 自分の全てのブロッカーに「ターンの終わりにアンタップ」を与えるという事は、攻撃しても守りに入る事が可能となったという事だ。 簡単に言えば、あの《シリウス》が莫大な攻撃力と守備力を同時に活かせるようになったんだ。 「《シリウス》で……シールドをT・ブレイク!!」 「《アフロ・スピーカー》でブロックだ!」 《シリウス》の攻撃を受け止めた《アフロ・スピーカー》はバトルに負け、破壊される……本来なら。 「《アフロ・スピーカー》は手札のグレートメカオーに破壊を肩代わりさせられる。《機械提督サウンド・シューター》を墓地に送る」 「あ。あのカードって……」 夏騎の捨てたカードを聞いて、怜衣乃はどうやら気付いたようだ。 そう、そういう事だ怜衣乃。
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